リードマイスターのホームページ
花井宏維さんが開発された機械です。
ホームページに使い方や詳細が載っています。
この機械は、「リード・マイスター」と云うものです。
リードの固さを測って、カッターナイフを使ってリードを調整していく画期的な測定器です!
昨年、サックスを習いに来られている生徒さんのYさんが、購入された後、気前良く貸して下さり、只今うちで大活躍をしております。
時々(強引に!?)生徒さんやサックス吹き仲間を呼んで、一緒にリード調整をしたりしています。
今日は、「リードマイスター」と「リード調整」について、使ってみて分かってきた事をまとめてみようと思います。
さて、新品のリードを買った時、どのように使い始めますか?
人それぞれ、方法があると思いますが、私はとりあえず10枚軽く一通り吹いてみます。
年明けに、一箱空けて10日間ぐらいまんべんなく10枚のリードを吹き馴らしました。
*因みにアルト・サックスでは、リードはヴァンドレンのトラディッショナル(青箱)の3番を使っています。(マウスピースはヴァンドレンのA28です)
それで、大体いつもの通り、
吹き易い→3枚 少し固めだけどまあまあ吹き易い→3枚 吹き難い→4枚
という具合でした。ここから、「リードマイスター」の出番です!
●最初に、吹き易いリードを測定しました。
一番良かったリードは、そのままで良いので何も手を加えませんでした。
一番吹き易かったリードです。→ |
グラフの上が固い、下が柔らかいとなっていて、 左右対称に半円を描くような形が良いリードです。 |
2番目に良かったリード 繊維が細かく入っています。→ |
意外と、リードの固さはアンバランスでした。 リードの左側の筋をカッターで切って 右側と同じぐらいになるまで柔らかくしていきます。 |
●続いて吹き難かったリードをみてみました。
流石にアンバランスです。 |
調整後に測定したグラフです。 |
このリードは、調整した結果吹き易くなりましたが、自分が吹くには少し薄すぎるので、「初心者の生徒さんにあげるリード」行きになりました。
このように10枚、グラフを見ながら調整してみます。
意外と、吹き難い=リードの左右のバランスが悪い、とは限らず奇麗な半円のグラフになっているリードも何枚かありました。なので、吹き難いという定義には、「音色が気に入らない」という要素が随分あるなあと思いました。
「リードマイスター」を使うと、誰でも簡単に、左右対称のリードを作る事が出来ます。機械が無い場合は、リードを光に透かしてみて、繊維が密集していたり、太いところを、カッターで繊維に対して垂直に切ってみて下さい。中央が一番強く、両脇に向かってだんだん弱くなっていくイメージで。。。
その効果は、例えば小さい音量で吹くときの音の出だしが、とてもスムーズに上手く行くようになります。
P の出だしが楽になるのだから、全般に吹き易くなるというのはご想像通りです。
それから、今まで主流だった紙ヤスリを使うリード調整との大きな違いは、カッターで維管束をカットして調整すると、音色に響きと艶が増すように思います。
「リードマイスター」で左右対称にした後は、楽器を吹きながら音色を整えていきます。
「音色に関してのリード調整」に続く(๑˘ᴗ˘๑)
このように10枚、グラフを見ながら調整してみます。
意外と、吹き難い=リードの左右のバランスが悪い、とは限らず奇麗な半円のグラフになっているリードも何枚かありました。なので、吹き難いという定義には、「音色が気に入らない」という要素が随分あるなあと思いました。
「リードマイスター」を使うと、誰でも簡単に、左右対称のリードを作る事が出来ます。機械が無い場合は、リードを光に透かしてみて、繊維が密集していたり、太いところを、カッターで繊維に対して垂直に切ってみて下さい。中央が一番強く、両脇に向かってだんだん弱くなっていくイメージで。。。
その効果は、例えば小さい音量で吹くときの音の出だしが、とてもスムーズに上手く行くようになります。
P の出だしが楽になるのだから、全般に吹き易くなるというのはご想像通りです。
それから、今まで主流だった紙ヤスリを使うリード調整との大きな違いは、カッターで維管束をカットして調整すると、音色に響きと艶が増すように思います。
「リードマイスター」で左右対称にした後は、楽器を吹きながら音色を整えていきます。
「音色に関してのリード調整」に続く(๑˘ᴗ˘๑)