私がよく利用している楽譜のオンラインショップです。
Sheet Music Plus
http://www.sheetmusicplus.com/instruments#
di-arezzo
http://www.di-arezzo.jp/accueil_cla.php
今回はSheet Music で564ドルの(約30冊強)のお買い物をして、送料が64ドルでした。
お得ですよね〜!
今日はリチャード・ロドニー・ベネットという作曲家の楽譜を4冊ご紹介します。
*リチャード・ロドニー・ベネット
[Richard Rodney Bennett 1936~](イギリス).....20世紀後半最も才能のある作曲家の一人。並外れて幅広い音楽的関心の持ち主であらゆる様式の音楽に精通し、ジャズ・ピアニストとしても一線級の演奏家。
ソプラノサクソフォンとピアノのためのソナタ(1986)
私自身は、ベネットの作品をまだ演奏したことがないのですけど、大学生の頃この曲をCDで聴いて、「うわ〜かっこいい〜」と衝撃を受けたことがありました。
この曲は、いわゆるクラシックの現代曲で、決して親しみ易い音楽ではないのですけど、そのときは曲を理解していた訳ではなく、2楽章のピアノとサックスがずっとユニゾン(一緒に)で動くテーマに痺れていました。
そのころすぐに、カタログを調べたりして楽譜を探したけれど、見つけられずそのままになっていて、最近やっと手に入れた次第です。
今、改めて楽譜を見ながらCDを聴いてみると、透明感と広がりがあって、気品のある良い曲だなあと思います。
Novello
33.95ドル
音源:John Harle plays(Clarinet Classics CC0048)
スタン・ゲッツのための協奏曲
〜テナーサクソフォンとテインパニと弦楽のための 〜(1990)
この曲は、なんとジャズのサックス奏者 スタン・ゲッツの要望で書かれた協奏曲なんです。
委嘱の打診がベネットに伝えられた時、彼はこの話しに情熱を傾け夢中になり、初演や報酬が決まる前から曲を書き始めたそうです。残念な事に、スタン・ゲッツはその後に病で倒れ、具体的な交渉は後回しになったまま亡くなってしまい、曲は完成したものの、スタン・ゲッツの演奏でこの曲を聴く事は叶いませんでした。
こんな経緯をCD解説で知り、ずっと楽譜を見てみたいなあと思っていました。
この作品は、クラシックとジャズの様式が共存していて、3楽章の各楽章ごとにアドリブ部分があります。
我がカルテットの藤井さん、この曲やってみませんか?プロデュースしますよ〜!
Novello
33.95ドル
音源:Elegy ~ Concerto for Stan Getz(Argo POCL-1548)
Three Piece Suite 〜アルトサクソフォンとピアノのための〜(1996)
1.Samba Triste 2.Ragtime Waltz (Homage to Scott Joplin) 3.Finale
この曲は、2台のピアノのためのFour Piece Suite (1976)をもとに作られた作品で、アドリブはないもののジャズのスタイルで書かれている、とても親しみやすい組曲です。
悲しいサンバ、ラグタイム・ワルツ(スコット・ジョプリンに捧ぐ)に続き3曲目の終曲はファンクになっています。
コンサートで演奏しても楽しめるし、テクニック的にもそんなに難しくないので、中級者のレッスンでも良い課題になると思います。
Novello
25.95ドル
Tender is the Night
1. Nicole's Theme 2. Rosemary's Waltz(ソプラノまたはテナーサクソフォンとピアノ)
上記のベネットの3曲は、いずれもイギリスのサクソフォン奏者 ジョン・ハールが初演したという経緯があり、ジョン・ハールの曲集を見てみたら、彼自身が編曲しているベネットの曲が入っていました。原曲はTVの音楽のようです。ロマンティックな素敵な曲です。
この曲集には他に、ギョーム・ド・マショー(1300頃)ジョン・ダウランド(1563〜1626)のような昔の曲や、エリック・サティ(1866~1925)やマイケル・ナイマン(1944〜)やジョン・ハール自身の曲が12曲収められています。
個人的には、好きな曲ばかりでおおいに活用できる曲集です。(ソプラノ、アルト、テナーの曲が入っています)
Chester Music
25.95ドル
ということで、やっと憧れのベネットに辿り着きました。今年は吹くぞ〜。
Conversations, 2 Saxophones(14.95ドル)という曲もあるようなので、次回の便で買ってみたいと思います!