毎年、5月から8月にかけて楽器講習会のシーズンになります。
中学校や高校の吹奏楽部(サックスパート)を指導しに行く事は多々あるのですけど、最近は、色々な学校が集まって行う講習会、または一般の社会人も含めて幅広い年齢層で、レヴェルも色々な方が集まって行う講習会に指導に行くことも増えて来ました。
色々な人が集まる、単発の講習会では、お互い初対面で数時間という短い時間でどれだけ親密なコミニュケーションがとれるか、受講生が知りたい事を教えてあげられるか、このときばかりは、私の頭の回転速度も速くなります。
みんな、何らかの目的を持って参加していて、その目的に応えてゆくのは、私にとっても有意義な時間で、楽しい仕事だなあと思います。
その中で、毎回1〜2名ぐらいは強く印象に残る受講生がいます。
大体、極端に不器用な子です。
この子は、まわりの皆がわかっている事が、自分にはわからなくて、普段そうとう困っているのだろうなあ。と思うと、どうにかしてやらないと!と腕まくりするのだけど、一緒に向き合えるのは数時間足らず。。だから、その後が気になります。
うまくやって行けているだろうか。。。。楽しんで続けているだろうか。。。
出来れば、一生音楽を楽しんで欲しいです。
先日の講習会では、「音が大き過ぎるのが悩みです」という女子生徒がいて、とても印象的でした。この子は不器用なタイプとは違いますけど、表現がダイナミックで、確かに団体の中では異色なのです。でも、嬉々とした収まりきれない気持ちがストレートに伝わってきて、ブラボー!でした。異色のまま、居て欲しいです。
さて、この夏まだ受講生募集中の講習会があります。
参加料無料です。学生さんも大人の方も大歓迎です。
募集レヴェルは中級・上級となっていても’自称’でOKですので、ご興味のある方は是非応募下さい。
ひろしま夏の芸術祭2010
2010年8月12日(木)10:00〜16:00
会場:はつかいち文化ホール さくらぴあ
募集締め切り:7月10日
詳しい情報、申し込み方法はこちらまで。