2011年2月22日火曜日

広島ウインドオーケストラ第35回定期演奏会



忙しさにかまけて、告知したいことが、溜まってしまいました。
忙しいと言っても、自分の尺度でですが。。


ここ数年、一日疲れてしまったら「もう一踏ん張り!」と思わず「取りあえず寝てリセットしよう!」という習慣が身に付いてしまったので、出来なかった仕事がズレ込んでますが、昔ほど、それがそんなにストレスに思わなくなって良いのやら悪いのやら。


言い訳はここまでにして、


昨日、今日と広島ウインドオーケストラの、「第35回定期演奏会〜下野竜也音楽監督就任記念演奏会」の練習がありました。


普通は、定期演奏会の3日前から練習に入るのですが、今回は指揮者の下野氏の都合で、2日間先にやって、間が空き、前日の26日に練習をして27日のコンサートを迎えます。


3日間しかしないの?ど逆に思われるかもしれませんが、個人練習や、パートごとの練習は事前にしてますし、3日間は10:30〜18:30まで、みっちり集中して練習するのでご安心下さい!?


広島ウインドオーケストラの大きな転機にもなるコンサートなので、団員の雰囲気もいつもに増して緊張感があり、下野氏もこれから一緒に良い音楽を作るために、お互いに言いたい事を言い合いやっていこうという意欲を我々にアピールされ、信頼関係を感じながら、前半の練習をクタクタ(きっとみんなも)になって終えました。


今回は、邦人作品特集です。


特に、メインになる曲は兼田敏の交響曲です。
作曲者が1年かけて書いた大曲で、1度聴いただけでは、咀嚼も難しいと思うのだけど、きっと殆どの観客の方は初めて聴かれると思います。


私も、この曲は無調という事もあって、譜読みに時間がかかったし、参考音源を聴き、スコアを良く見て行くうちにやっと曲の仕組みが分かって来て、音も聴こえるようになってきて、そうなるとどんどん面白く感じて、今では嬉々として練習していますが、初めて聴かれる方にも、何かこの曲の面白さが印象で伝わると良いなあと思っています。


今回の練習で、面白かったのは、大栗裕の吹奏楽のための「神話」〜天の岩屋戸の物語によるという曲の解釈です。この曲はタイトルの通り、日本神話の神々が引き起こす滑稽な!?物語の描写音楽で、どうやら全てのフレーズになにかしら具体的なものを表現しているようなのです。


それが、神々の笑い声だったり、長鳴鳥の鳴き声だったり、岩屋戸の重い扉を開く音だったり、女神の裸踊りだったり、お囃子の笛だったり、そう思って聴くと、なるほどそう聴こえるなあ〜と思って、本当は全部のフレーズを分かって聴いたら面白いだろうなあと思いますが、コンサート来て下さる方は、解説にストーリーが書いてありますので、まずは想像しながら聴いて頂けると、この曲の面白さが伝わると思います。


メンバー一同、気持ちと気合いの入った演奏になると思いますので、是非聴きにいらして下さい!


2011年2月27日(日) 14:00開演(13:00開場)
広島国際会議場フェニックスホール
一般2800円 学生1800円(当日200円プラス)


チケットはヤマハ広島店、デオデオ本店プレイガイド、広島アーツ楽器でお買い求めるか、
または、kiginokoe@me.com へご予約下さい。