新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
この写真は昨年11月に広島県大竹市の西念寺で行われたCarrefour Saxophone Quartetのコンサートの模様です。お客さまが、我々のMCに会話のように参加して下さり、どれも初めて聴く曲ばかりなのに、ノリノリで反応し下さった心温まる良いコンサートでした。
今年も、こんな演奏会を重ねて行きたいと思っています。
そして、数年かけて録りためてきた私達のカルテットの録音が、ようやくミックスダウンの作業まで進みCD完成の見通しが立ちそうです。内容は、クラシックとジャズを融合させた曲を中心に選曲する予定です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!!
メンバーにクラシックとジャズの奏者が混合していて、お互いに影響し合い演奏を続けてきたグループの例は珍しいと思うのです。
カルフール・サクソフォン・カルテットの独特のスタイルが表現される事を期待して、完成に漕ぎ着きたいです。
そして、こちらも数年かけて構想を練ってきた、ガーシュウインのオペラ「ポーギーとベス」をサックス・カルテットとヴォーカルで演奏するというコンサートが、8月28日(日)広島県阿戸町「里山あーと村」で毎年行われている音楽祭[森ジャズ]の野外ライブで上演される事が決まり、今年から熱を入れて練習に取り組みます。こういう企画は、本当にワクワクします。詳細は追ってブログでご紹介させていただきます。
それから、もう1件。何度か紹介をさせて貰っていますが「広島ウインドオーケストラ」に下野竜也氏が音楽監督の就任が決まり、新たに興奮しています。
先月、広島の新聞、TVのニュースで発表がありましたが、「広島ウインドオーケストラ」について正確に報道されずに残念な気持ちですが、今後の活動で払拭していくしかないですね。
そして「下野竜也音楽監督就任記念演奏会」が、2/27(日)14:00〜広島国際会議場で開催されます。
元旦から、そのコンサートのプログラムの曲を聴いています。
今回は、邦人作曲家特集です。
吹奏楽ならではの曲ばかりです。
ミニマル・ミュージックの「水を抜けて」(平石博一)は、オケが一体になってグルーヴ(groove)出来たら、すごくカッコいい曲になるだろうなと思います。
「響宴Ⅰ&Ⅱ」(保科洋)は本当に柔やかで、息を吹き込む楽器特有の表現がされていて大変美しい曲です。
この他、詳しくは広島ウインドのHPをご覧になって下さい。
昨年11/24に行われた第34回定期のライブ収録が、NHK FM「ブラスのひびき」にて
来年1月16日と23日の2回にわけて放送されます。
いずれも午前8時15分からです。
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自分の演奏活動を振り返ってみると、地方特有の演奏活動なのかもしれませんが、何もかも、始めから完成まで自分の手で作りあげる、正に地道な活動だなと改めて思います。
求められた演奏をするだけで良い仕事は殆どなく、大体が、企画も運営も広報も事務作業も金銭のリスクも負いながら、演奏することが日常です。
「何のために?」と他人からも訊かれ、自分でも自問自答しますけど、私の場合は、共演者と交わす瞬間のスリル、それが観客に伝わった時の空気感が快感となって、続けているのだと思います。そんな瞬間は、滅多にはないのですけど、その一瞬のために、今年も頑張ろうと思います。