
このコンサートは、また後ほどお知らせさせていただきますね。
その前に、あと3曲ご紹介しなくては。
中村屋のコンサートはついに明日になってしまいましたので。
ポール・ボノー作曲「ワルツ形式によるカプリス」
この曲は、アルトサックスのソロの為に書かれた曲で、とても親しみやすい曲です。
カプリスとは、「気まぐれな」という意味です。その名の通り、まるで即興曲のように自由気ままに、ワルツのリズムに乗って、いかにも楽しそうなメロディーが書かれています。
ボノーは、サックスを吹けたそうで、この楽器の特性が充分に活かされた曲になっています。
だから、大変華やかに聴こえるのですが、演奏は難しいのです!と弱音を言いたくなります。
調子に乗って、この曲を長時間練習してしまうと、腱鞘炎になる恐れがあるので(若い時は、大丈夫だったのに。。)何とも厄介です。
でも、そんなリスクがあっても、演奏したい名曲です。この曲が得意レパートリーになったら良いなあ〜という憧れの動機から、時々プログラムに入れてます。
マルセル・ミュール(サクソフォンの巨匠)のこの曲の演奏は名演で素晴らしいです。
是非聴いてみて欲しいです。
ロベール・プラネル作曲「イタリアンセレナーデ」
この曲は、ロマンティック組曲(全6曲)の一番始めの曲です。
セレナーデは、日本では夜想曲とも言いますが、上手く訳されているなあと思います。
夜に好きな人の事を想って奏でる音楽です。
吉松隆作曲「3つの異郷のうた」
ソプラノ・サックスとギターのための曲です。ご本人曰く、架空の民族音楽という発想で書かれたそうです。
5年ぐらい前に行ったリサイタルでこの曲を演奏した事がありますが、聴いた方からの反応が多かった作品です。久しぶりに演奏してみます。
以上です。
明日は、聴きに来て下さる方からメールをいただいたりして、私も皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。心を込めて演奏します!